骨髄移植



入院した時から私の病気が治る為には骨髄移植しか方法がないと言われていた。
その為に姉妹間での適応があるかどうか姉の血液を調べた。

姉妹の適合の確率は1/4
一人しかいない姉の血液検査の結果は不適合だった。
その為に骨髄バンクに登録した。(8月末)

幸いにもその時、急ぐ患者の場合 「迅速」 と言うのが新しく導入されて
今までは登録してから移植まで半年かかっていたのが最短で3ヶ月で出来ると言う。
私の場合その適応になると言われ期待した。

さっそくドナーが見つかり11月中旬に移植が決まった。
しかしドナーの都合が悪くなったのか(理由はわからない)提供の話は消えた。

話は少し横道にそれるが、私は現役の看護婦をしていた。
でも、骨髄移植に関しての知識はほとんど無かった。
骨髄の提供者は同じ血液型でないといけないのでは?って思っていた。
同じ看護婦の友達も提供したいけど血液型何型?って、聞かれた。
皆そのくらいの知識しか無いみたい。
(血液型が違う場合骨髄移植を受けると、提供者の血液型に変わる。)

白血病の患者さんが見つかると出来るだけ早い時期に専門病院に紹介して
専門病院で治療する為に、看護した経験が無い。

骨髄移植は白血球の型HLAが問題で血液型は関係無い。
それに移植と言っても、輸血と同じような感じでポトポトと身体の中に入れて行くみたい。。
(実際に入れているところを見たことが無い)

その後何度か請求書が来た。
請求書=ドナーとなる人が見つかり血液検査請求書
しかし、提供までの最終まではたどり着くまでは行かなかった。

それもHLAは6座あって全て合う事が一番良いドナーだが、
全て合うドナーは、最初の一人だけだったので1座違いの人で探した。
しかし、時間が経っても採血はしてくれても提供までにはいたらなかった。

そこで「臍帯血輸血」が浮上してきた。

最初主治医から説明を聞いた時「骨髄移植が最も良い治療方法だ。でも急変した時には いちかばちかで
すぐに手に入る臍帯血移植をしましょう」って、言われていた為 臍帯血移植は最悪の時!って思っていた。

昨年の末主治医がアメリカの学会に行った。
帰って来て言った言葉
 「今からは臍帯血移植が主流になる。健常なドナーをキズつける事無く提供してもらえる。それにすぐに手に入る」

確かに医療は日々進歩している。
今日の当たり前が数年先間違いって事になるかも?
それに10年先には白血病も全て治る病気になっているかもしれない。

でも、現に臍帯血移植を否定していたのに・・。

現状は、これ以上骨髄移植のドナーを待っていても、現われるかどうかわからず
抗癌剤投与が増えて行くばかりなので臍帯血移植を受ける事にした。

問題はもう一つ。
昔は50歳以上は移植の対象とならなかった。

それが移植前の前処置で(抗癌剤&放射線治療)を軽くする事で高齢者も状態の悪い人も
移植を受けることが出来るようになった。

これがフル移植に対してミニ移植と言われるものだが、再発が多いと言う問題がある。

私の場合50歳を少し越えてるだけだから、どっちかと言うと
再発が起こりやすいミニ移植よりか、フル移植をして欲しいって言う願望もあった。

主治医から「50歳を越えてると前処置の段階だけで絶えれずに死亡してしまうかも?」と
聞かされている為ミニ移植を受ける事にした。


先日主治医からの話を聞きに行った。
主治医から 「10枚のくじがある1枚には治るくじ、もう1枚には移植した時に死亡するくじが入ってる
後の8枚のくじはそこそこに生きられるくじがある。
しかしくじを引かなければ(私の場合)確実に死んでしまう」 と説明された。


治ると言うくじを引く事を信じて、もう少ししたら入院します。
今回の入院は今までと少し違ってる。


2005年3月3日






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