どこまで我慢できますか?



退院しました。今気になる事は筋力の低下です。
入院中は歩くといっても本当に限られた範囲でしか歩きません。
まして、白血球数が減って準クリーンと言う行動制限を課せられると、数回のトイレ歩行のみとなります。

部屋に設置されている冷蔵庫の品物を取って立ち上がろうとした時、
ドアにしゃがみつかないと立ち上がれないんですから驚きます。
いや、驚くと言うよりか落ち込みます。焦ります。

退院したのをきっかけに、近所を歩くのは避けて車で適当な散歩コースを探してさっそく出かけました。
早く歩きたい!その気持ちを押さえてゆっくり歩き始めました。

初めて歩くコース。なんだか新鮮です。
公園の中には梅林もあり同じように散歩を楽しんでいる人も数人います。
こんなコースが自宅の近くにあれば良いのに。キョロキョロしながら歩きます。
土をついばんでいる鳩さえ、鳩の首の色ってこんなに独特な色だったのかと新鮮に感じます。

ゆっくり同じコースを2週廻りました。

散歩をしながらランチの事を考えていました。
新鮮な握り寿司を食べていたTV番組の影響で、握り寿司が食べたいなって思っていました。

でも、この散歩コースから近い所に女性に人気のお店がある事を知っていました。
もう一軒、割烹料理で有名なお店もあります。

それでもダメ時には、あそこしかないかな?って、3店舗のお店を自分の中でランチに行く店候補に上げていました。
でも・・。中々一人でお店に入る事の出来ない私です。

私は時間的に用事がないので、仕事をしている人達が行く時間帯を避ければ良かったのですが、
散歩をそれ以上続ける事が出来なかったのでそのまま第一候補のお店に行きました。

思っていた通り駐車場は満車。
一人くらいならスーパーの駐車場に停めてお店にはまれるかな?って思ったけど
次のお店に向かいました。

この新鮮な魚を食べさせてくれるお店も、お店の前の駐車場は満車。
少し離れたところに大きな駐車場があってまだ余裕がある。?
一応そこに停めてはみたものの、後から来る車には数人の連れの客ばかりで
私一人で店内に入るにはやっぱり抵抗があります。
もし知った人がいたら、惨めじゃない。そう思うような人は一人で食べに来ないか!

それにしてもどうみても公用車のようなので、アベックで食べに来るのって良いのかな。

一人で店に入る事が出来ないんだから。。。
諦めて駐車場から出て行く私に何台も入ってくる客。
本当に人気のあるお店なんだと感心させられる。
やっぱここで食べたいけど・・。

すぐ近くに以前行った事お店に向かう。ここなら、おばさん一人でも恥かしくなく食事が出来そう。
それに、汚い店だけどメニューが多く。意外と美味しい握り寿司を食べさせてくれるかも?
期待が大きく膨らむ。

でも、まだ一番忙しい食事タイムの真っ最中なのでお店の中には客でごった返してる。

テーブルの上には食べ終わった皿は無いが、まだ汚れている席に座る。

相変わらず壁が凹んでいたり汚い店。でも、あまりにも綺麗な店よりか落ち着けるかな?
そんなことを考えながら、やたらメニューの種類の多さに圧倒されながら、やはり握り寿司定食に目が行く。

この店の特徴はとにかく値段が安い!
定食¥400〜500が相場。その中で握り寿司定食は¥900一番高いメニューだ。

席に着いてもまだテーブルを拭きに来てくれない。
いくらなんでも気持ち悪い。

隣に店員さんが来た時に 「テーブル拭いて下さい」とお願いする。
それで 「握り寿司定食」を注文。

店員 ご飯は白ご飯で良いですか? 何??握り寿司定食のご飯が白ご飯ってか?
どうなってん?  信じられないって目を向けると、店員気付く。

確かここはフルーツが食べ放題だった事を思い出し確認する。間違っていなかった。
一画に並んだフルーツを確認に行くけど、黒くなったスライスしたバナナが空しく並んでいる。
小さく切ったリンゴが何故か水の中に浸かってる。

食前のデザートに各1個ずつ取って席に戻る。
新鮮でないので美味しくはない。
しかし軽く空腹を紛わす事だけできる。

そこに里芋の小鉢&漬物が登場。
それと同時に、おじさんが2人向かいの席に当然とばかりに相席で座る。

普通なら 「ここ良いですか?」 なんて断るべきでしょう。
おまけに常連さんらしく「今日は暑い」 と、勝手に窓を開ける。そしていつものこの店特性カレーを注文する。
私。気分悪そうにして、私側の窓をビシ!と閉める。

すぐに特性カレーが運ばれてくる。すごすぎるくらい大皿に盛られている。
薄汚れたメニューで値段を確認。たくさんのキャベツを刻んだサラダがついて¥400。
この2人のおじさんこのカレー食べれるんだろうか?一人がもう一人の方に食べれない分入れている。

握り寿司が運ばれてくる気配全く無し。小鉢の里芋は固い。
この店で握り寿司定食を食べた事が無いけど、こんなにどのMENUも安いのなら、
豪華握り寿司プラスミニ天ぷらがついて
おまけに良くある海鮮の具の入った濃厚味噌汁つきなのでは?

でも、遅すぎ。
食事を待てる時間って、皆が遅いのなら仕方ないけど一人忘れられてるのでは?って思うとなお更長く感じる。
向いのおじさん達の大きな皿のカレーは順調に彼らの胃袋の中に消えて行く。

ちょっと寝たフリしてみたけど、気持ちが治まらない。
このまま出ようかしら?でも、小鉢と少しだけどフルーツを食べてしまったからどうしよう。
これが何も食べてい無いのなら、もういりません帰ります!って言えるのにな。

コーナーでいる注文を取った店員にのところまで行きました。

不快感いっぱいの顔をして 「まだですか?」 店員 「握り寿司定食でしたよね。」
「今作っていますから、しばらくおまち下さい。」 当たり前の返事が返ってくる。

もうピークの食事の時間は過ぎて空いてる席が目立つ。
向いの2人のおじさんカレー完食。

そこに握り寿司定食が運ばれてくる。

????
何?ライスを乗せる皿に大葉が一枚添えられて数個の握りが並んでる。
汁は???海鮮の具は・・・。とんでもない。スライスした玉ねぎが少し入ってやたら薄い。でもやたら熱い汁。
天ぷらは間違ってもついて来ない。

はぁ。。。こんな寿司を期待しながら待っていたなんて!!

あの人気のあるお店のランチはどんなのだったんだろう?
おしゃれなお弁当形式だったのかな?
勇気出して行くべきだったか。

これなら、回転寿司の方が絶対にまし、いやスーパーに並んでる方がましかも?

支払いする時、ここの握り寿司定食を初めて食べたのであって、
今食べたのが本当に握り寿司定食だったのが疑っていた。 

二度とこの店に行く事は無い。

2005年2月17日



PS:昨日怒りながらこのエッセイを一気に更新してやっとできあがり
UPをしようとしたらビルダーが固まってしまって
最初からやり直しでした。
でもどうしても書きたかった出来事です。




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送