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04/6/18(金)
職場の定期検診
その日は、年に2回ある職場の定期健康診断の日でした。
普段どおりに職場に行き、朝一で採血してもらう。
金曜日はシーツ交換の日。汗だくでシーツ交換をする。
あわただしく点滴に廻り・患者さんの清拭・・検温に行く。
いつものようにあっという間にお昼前になる。

そこにDrが二人やって来る。
一人は病院の健康診断関係の責任者。もう一人は内科の女医さん。
もちろん内科のDrだから、充分顔見知り。

nurseステーションから、人を避けて廊下に呼び出される。
何事?って、思ってる私に真剣な顔で
「健康診断の採血の結果、少しおかしいので マルク(骨髄穿刺)をしましょう。」

えぇぇ・・・。 マルクが必要?!!   
   
何かの間違いでは?もう一回採血して下さいよぉ。』

Drの顔は真剣
「一回おかしかったら、マルクはやったほうが良いから.。」

『ハイ・・・。じゃあ、来週の金曜日がお休みですから、その時では・・?.』
「それは、遅すぎ・・。」

『じゃあ、準夜勤務がその前の木曜日だから・・.それまでお休みが無い。』

Drは少し困り顔。

『解かりました。
月曜日に昼から半日年休をもらいますから、月曜日にお願いします。』

Drそれで了解。

最後に  『それって、夏目雅子状態ってって事?』 の質問に Dr 「いやァ・・・・」と、言葉を濁す。

時間が経つにつれて、私の中で深刻さ不安が増して行く。

病棟の師長さんを見つけた時には、月曜日1日の年休を申し出ていた。


04/6/19(土) 我家の田植。

この為に、お休みをもらっていた。
でも、マルクをしないといけないと聞けば医療従事者としては、ただならぬ事を想像する。

中心になって田植をする夫に話すと、夫の兄に手伝いをお願いする。

田植は、その日の内に終わった。
特別変わった事が無いのに、自宅で何にもしないで田植を見守ると言うのは心苦しかった。


04/6/20(日) 準夜勤務。

田植が長引いた時、午前中でも手伝いができるだろうと思って、スタッフに日勤だったのを変わってもらっていた。

落ち着いていた準夜勤務で良かった。
でも頭の片隅に マルク=血液疾患? マルク=白血病?この言葉が仕事中もその他も、ず〜っとぐるぐる廻っていた。
 

                    

04/6/21(月)
自分の病院でマルク
お昼からのマルクには姉が付き添ってくれる。

病院に着くと、病棟の患者さんに付き添って外来に来ているスタッフに会う。
マルクをするという事は、彼女も知っていて心配顔で話し掛けてくれる。

内科病棟で勤務しているとマルクは良く見る検査だけど、まさか自分が経験するとは・・。
でも、その先にある検査結果がもっと心配。

13時から行なわれた検査は、思っていたよりか痛くなかった。
でも、局所麻酔って痛い!

結果・・・白血病!
即、医大に紹介状を書くから今から直ぐに行って、今晩から化学療法を受けた方が良いって事だった。
   

( ̄Д ̄;)なぬぅっ!!ガァン! ||||||||/(≧□≦;)\|||||||オーノー!!!
!

Drは慌ただしく、医大に電話をして話をしてくれる。

医大より返事・・⇒今はBedが空いてなく、明日のお昼に入院して下さい。

少し入院までの準備期間が、与えられる事になった。

一旦帰宅して家族に結果を報告する。
夫には携帯で報告していたので、早引きして帰宅している。

結果をどうこう言っても始まらない。
入院して治療をするように言われればそれに従うしかない。

とりあえず入院に必要な物を買いに出かける。

普通に買物している人が、全て自分とは違った人に見えた。
私だけ何で・・。って、思いが浮かんでくる。


04/6/22(火)
PM:医大入院

再度マルク
午前中は、片付け等を少し行なう。

その後今まで携帯電話の機種変したいと思いながら、古い機種を使っていたのでドコモショップで機種変する。
ポイントがたまっていたので¥475だった。 安ぃ。

 ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  

姉と夫と3人で医大に向かう。

高速道路を利用すると、意外と早く到着する。

病棟まで行くが誰も相手にしてくれない。 皆忙しそうで目を合わそうとしない。
うちの病院と偉い違い。

その内、一人のnurseが寄って来てくれて部屋に案内される。

4人部屋だった。
廊下側のBedだったが、窓際にも空いていたので窓際のBedにしてもらう。
(わがまま言ってごめんなさい。  でも結果、この部屋では2日しかいなかった。)

診察があり、もう一度マルクを行なう事になる。
マルクの結果・・精密な検査をすると、自分の病院の結果とは少し違っていた。.。 それも、悪い方に。(-。-;)
(白血病には違いないが、白血病にも色々な種類がある。)

主治医からシビアなムンテラ(治療の説明)を受けました。

w(☆o◎)wガーン  私も聞き返すほど厳しい現実。

後で聞きましたが、あの時夫の頭は真っ白になったとか。
 
やはり、元師長だった姉に付いて来てもらっていて良かった。
すごく心強かった。


この時、夫は(HP上ダ〜呼んでいます)介護休暇を取ろうと、決心してくれたようです。


      続く             

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